最近、テレビやスーパーなどでもAEDをよく見かけます。どんなときに必要なのですか。また、素人が使うのは危なくないですか。
AEDは、「自動体外式除細動器」というもので、心臓に電気ショックを与える器械です。倒れた人を目撃したらまず救急車を呼んで、AEDが近くにあればすぐに使ってください。AEDは電源を入れると音声ガイドが流れますので、医学の知識がない一般の方でも使えます。音声ガイドの通りに操作すれば危なくありません。電気ショックが必要かどうかもAEDが自動的に判断して、必要ならば「電気ショックが必要です」と知らせてくれます。音声ガイドに従って電気ショックをしてください。電気ショックが早いほど救命の可能性が高くなりますので、居合わせた人にAEDを使ってもらうことが大切です（倒れた人の状態によって「電気ショックは不要です」という音声ガイドのときもあります）。また、救命のためにはAEDだけでなく胸骨圧迫（心臓マッサージ）をすることも重要です。AEDも胸骨圧迫もそれほど難しくありませんが、いざという時のために、お近くの消防署や医師会等で教わっておかれると安心でしょう。