76歳女性です。特に何もしていないのに、2、3日くらい前から腰がとても痛いです。両下肢は特に痛みしびれはありません。この痛みは何でしょうか。
回答
骨折予防が大切 骨密度の検査を
診察所見とエックス線など画像所見を合わせて判断します。「骨折しています」と話すと、本人、介護者とも「転んだりしていないのに」と驚かれることがあります。
転倒すると、胸腰椎や大腿骨、手関節を骨折することがよくあります。転倒程度で骨折するのも大問題ですが、転倒していないのに骨折するのはもっと深刻です。なぜなら、重度の骨粗しょう症が予想されるためです。そのほか、がんの骨転移など他の病気が隠れている可能性もあります。
このような場合、その後も次々と骨折が起こることが多いのです。骨折すると、痛みが強いためトイレにも行けなくなり、本人や介護者に大きな負担がかかります。トイレを我慢すると尿路感染症など、さらに次の病気が起こる可能性もあります。手術が必要になった場合は金銭的負担も増加します。
骨折は予防に努めることが大切です。早めに(女性は閉経する50歳ごろから、男性は70歳ごろから)骨密度を検査し、低ければ血液検査などをして原因を調べます。その結果を見て、食事療法や薬物治療など対応を検討することをお勧めします。特に75歳を超えた女性は転倒リスクが上昇すると言われており、より注意が必要です。