若い頃は生理痛がほとんどなかったのですが、この1年ほどは生理前から強い腰痛、生理中の痛み、下痢の症状がひどく、昔との差に心配になります。これは更年期が近づくと起こる症状なのでしょうか。婦人科でホルモン値を調べてもらったら、閉経まではまだまだと言われたのに、生理の時の辛さがひどくなることはありますか。昔から心配症で、ここ1年くらいで不安感のようなものが強くなり、車を運転していて事故を起こしたらどうしようなどと思うこともあります。このような不安感も更年期症状でしょうか。
回答
閉経前に症状も 現れ方さまざま
更年期に女性ホルモンが低下することによって引き起こされる症状を「更年期症状」といいます。身体的、精神的症状があり、顔のほてり、のぼせ、月経のトラブル、めまい、動悸、イライラ、不安感、気分の落ち込みなどはその代表です。
更年期の女性ホルモン量は直線的に低下するわけではありません。上下に大きく波打ちながら徐々に減少していくため、一時的にホルモン量が増加すれば月経血が増え、生理痛の症状が強くでる場合もあります。更年期には閉経前の「プレ更年期」という時期があり、閉経になるずいぶん前から症状が出ることもあるのです。
更年期症状の現れ方はさまざまです。生活環境の違いや心配性、きちょうめんなどの性格も関係します。更年期の不快な症状に我慢は禁物です。つらいと思ったら、迷わず産婦人科を受診しましょう。