小学3年生の子どもの相談です。この秋にマイコプラズマ肺炎にかかり、治療で発熱や頭痛は治りました。その後もせきだけが続き、せきぜんそくの診断でせきを鎮める薬を処方してもらっています。特に夜になるとせきが強くなり、眠れない日が続いています。私も気管支ぜんそくがあるので、子どもが気管支ぜんそくになってしまわないか心配です。早めにぜんそくの治療を始めるのがよいでしょうか。サッカーをしていますが、制限したほうがよいでしょうか。
回答
症状や生活に合わせ治療を
簡単な問診形式の小児ぜんそくコントールテスト(C-ACT)を使って、子どもが気管支ぜんそくである可能性をチェックしてみてはどうでしょうか。
早めにぜんそくの治療をするかどうかに関しては、本人の困り具合によります。やりたいことができずに困っているようなら、早期に介入すべきだと思います。サッカーを制限するかについてですが、基本は制限しません。むしろ、やりたいスポーツに合わせて治療を検討します。
ぜんそくの中には運動誘発ぜんそくというものがあり、それがあるようなら治療を変更したりします。小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023があります。ぜんそくは小児でもよくある疾患です。これに準拠しつつ、小児科医と相談して本人に合う治療を行うことが良いと思います。