30代女性です。ここ3年ほど、多いときには1日で500ml缶のアルコール飲料を6本飲んでしまいます。今日は飲まないと思っていても、夜遅くなると我慢ができず、二日酔いで出勤できなくなることもあります。内科では、肝臓が悲鳴をあげていると言われました。一人では甘えてしまい、我慢できません。アルコール依存症も気になります。どうすれば控えることができるのでしょうか。
回答
生活の改善や専門外来受診を
依存症が進むと、誰にも邪魔されず飲みたい、ダメな自分を見られたくないという理由から、最後は一人で引きこもることになります。
一人で飲酒欲求に立ち向かうことは困難です。いくら強く気持ちを持ったとしても、暇な時間があるとどうしてもお酒のことを考えてしまい、最初のひと口を飲むともう止まらなくなります。予定を入れて暇な時間を減らすこと、誰かと一緒に過ごす時間を増やすことができればお酒も減ります。
また、楽しくなるから飲酒するというより、生きづらさを紛らわせるために飲酒するケースが多いです。3年前まではお酒といい付き合いができていたとのことで、今の生活に何か生きづらさを抱えていないでしょうか。そこを改善できれば、お酒に頼る必要もなくなります。
まだ受診されていなければ、専門外来をお勧めします。お酒を飲めなくする抗酒薬、飲酒欲求を減らす断酒補助薬、飲酒量低減薬もあります。急にお酒をやめると眠れなくなるので、睡眠を助ける処方もあったほうがいいでしょう。