40歳代の女性です。1週間前の夕方に、歩いていたら急に歩行困難になるほど左膝(正確には左膝の内側)が痛みだしました。1時間ほど安静にしていたら徐々に痛みは消えていき、翌朝には違和感が残る程度まで回復していました。
これは一体どういう症状なのでしょうか?
1カ月前にも同じことがあり、回復具合も同じでした。どちらの日も仕事後に発生しており、毎日朝から夕方までほぼ立ち仕事です。また何かに物をぶつけたということもありません。
普段は全然痛みはないので、このまま様子をみていいのか、整形外科を受診した方がいいのか教えて下さい。
回答
整形外科受診し判断を
膝に突然発生する痛みの病態としてはいくつかあり、関節の中で動きを妨げるものが引っかかった状態、経年的に関節内の形が変わり負荷がかかったような状態、膝周囲の筋肉、靱帯などの機能不全、膝周辺をつかさどる神経が刺激を受けている状態などが挙げられます。
具体的病名はさまざまで、40歳代から始まる経年的な半月板損傷や、変形性関節症、タナ障害(関節内にひだができている状態)、膝蓋下脂肪帯炎(関節の壁の脂肪が関節に挟まれる)があり、ご質問のエピソードで意外と多いのが大腿筋膜張筋(膝より頭側の筋肉)や前脛骨筋(膝より足側の筋肉)などの不具合です。また、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアも可能性はなくはありません。
確定するにはもう少し具体的な所見の把握が必要で、一度整形外科を受診することをお勧めします。