50 代女性です。6月初めに胃カメラを受けました。結果、食道はグレードMの逆流性食道炎、胃は胃底線ポリープ多発ということでした。最近、食道が詰まった感じがあり、 息苦しいような圧迫されているような感覚で、気になっています。2カ月前に胃カメラを受けたばかりなので、気のせいかな、更年期かなと思って過ごしておりましたが、食道がんなど新たな病気が出るとは思いたくないものの、やっぱり心配です。もう一度内視鏡をやった方がいいのでしょうか。
回答
内服治療やCT検査相談を
内視鏡検査は粘膜の表面を観察して診断します。検査中に嘔吐反射が強く出てしまって観察が不十分といった場合を除いて2カ月後に再検査をする必要はないと考えます。胃は胃底腺ポリープを認め、ヘリコバクターピロリの感染の可能性を指摘されていないのであれば、胃酸を分泌する力は強い方だと思われます。さらに逆流性食道炎を認めたとの事ですので、胃酸の逆流が詰まり感に影響している可能性は否定できません。胃酸は強酸ですので、食道内にセンサーを留置してpHの測定を行うと胃酸の逆流を証明できますが、検査できる施設も限られます。胃酸の分泌を抑える薬などで症状が改善するのか確認してみられてはどうでしょう。グレード分類によっても使う薬が微妙に異なりますし、食道以外の病気を疑えばCT検査も必要かもしれません。検査された施設にご相談いただければ幸いです。