私はステージ1でリンパ節転移のない乳がんです。術前抗がん剤治療中で、7月に温存手術を予定しています。手術と職場復帰のためにジムで運動をしています。胸筋の筋トレをしたいのですが、胸筋鍛えることで乳がんの手術に支障はありませんか。また、この2カ月で体重が4キロ太りました。体重を落としたいのですが、そうなると胸の脂肪も落ちます。手術に影響はありますか。血流が良くなることにより、がんがリンパに流れやすくなるなどの支障はありますか。
回答
副作用の可能性、相談を
ご質問から推察すると、早期乳がんで化学療法を受けておられることから、トリプルネガティブまたはHER2タンパク陽性乳がんなど悪性度の高い乳がんと思われます。術前の運動は手術にも、転移にも影響がありません。体力維持や心のリフレッシュのためにも積極的に行ってください。特に手術後の放射線治療で患側の肩関節の可動性が悪くなります。そのため術前から患側の肩関節の運動を取り入れると、術後のリハビリがスムーズに運びます。体重増加については少し心配です。乳がんの化学療法剤は心臓毒性があり、全身浮腫をきたします。その初期症状として手足のむくみと体重増加が出てきます。気づかないまま治療を継続すると重篤な状態にもなりますので体重については担当医師に相談することをお勧めします。