30代女性。最近ピントが合いにくい感じがしたので、ふと写真を撮ってみたら外斜視になっていることに気がつきました。以前からそうだったのかもしれません。眼科を受診したところ間歇性外斜視といわれました。程度も軽く、悪い病気によるものではないので大丈夫と言われましたがとても気になるようになってしまいました。トレーニングなどでよくなるのでしょうか?急激な悪化はあるのでしょうか?
回答
加齢に伴い眼精疲労の原因に
間歇性外斜視は、片方の目がときどき外側にずれる斜視のことをいいます。集中すると目の位置がそろいますが、疲れているときや眠たいときなどに外斜視を生じやすくなります。斜視の中で最も頻度が高くみられ、原因は不明で生まれつきの目の性質と言えます。若い頃はピントを合わせる力が強く、許容力があるため症状を感じることが少ないのですが、年齢を重ねて筋力が衰え、ピントを合わせる力が低下してくると、徐々に外斜視になる頻度が増えたり外斜視の程度が大きくなりやすく、無理をして目の位置をそろえようとすることで眼精疲労の原因になります。
軽症の場合はプリズム眼鏡で正面の両眼の位置がそろうよう調整します。それでも眼精疲労が改善しない場合や斜視の程度が大きい場合、外見上気になる場合は手術を検討します。睡眠や休養をしっかりとる、テレビやスマートフォンを見過ぎない、適切な眼鏡を使うなどの生活改善も症状改善に有効です。