1、2週間ほど前から食前、食後にかかわらずみぞおちの下に圧迫感がでることがあります。時間は不定期で夜間はほぼ確実に症状がでます。症状が軽い時は膨満感を少し感じるぐらいですが、重い時はみぞおち下を強めに押されている感覚がして息苦しくなります。スポーツをしていたり、動いている時はほぼ症状が出ず、安静にしている時ほど症状が出ます。
痛みはまったくありません。食事は問題なくとることができますが、多く食べると症状がでやすくなります。それとほぼ同時期からよく痰が絡むようになりました。病院に行ったほうがいいでしょうか?
回答
逆流性食道炎の可能性高く
お話を伺う限りでは逆流性食道炎の症状でも矛盾しないと考えます。典型的には心窩部痛や胸焼けといった症状を認めますが、かなり個人差があります。逆流性食道炎とは胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することによって食道に炎症を起こす病気です。通常でも短時間の逆流はありますが、食道の動きや唾液で洗い流されます。逆流する胃酸の量や、食道に停滞する時間の長さによっては症状が現れます。元々胃粘膜は胃酸に耐えられる構造になっていますが食道粘膜はそうではありません。痛み、圧迫感、膨満感、焼ける感じなど症状の出方は多彩です。食べ過ぎは胃酸の分泌を促進させて症状が強く出るものと思われますし、のどの近くまで逆流するとせきが続くこともあります。お近くの医療機関に相談されることをお勧めします。