55歳女性。今年の春頃より毎朝4時半から5時半頃に目が覚めて眠れなくなりました。理想的には6時20分頃に起きたいと思っています。就寝時間は午前0時30分頃ですので、睡眠時間が毎日4~5時間になり、日中も頭がボーッとしてパフォーマンスも落ちています。しかし、昼寝ができる状況でもないので、疲労感が増しています。年齢の影響もあるのでしょうが、このままでよいのでしょうか?
回答
早朝覚醒への対応
睡眠時間には個人差があるものの、年齢とともに短くなります。同じく、睡眠のリズムも早寝早起きになっていきます。55歳の睡眠時間は平均6時間弱なので、この型の睡眠時間は短いですが、日中の体調が良ければ問題ありません。しかし、日中に支障があるので対応が必要です。
今年の春頃からと言われますが、何か誘因はあったでしょうか。早朝覚醒の場合は仕事などのストレスで起きることも多く、うつ病の前駆症状であることもあります。ストレス緩和を考慮した薬剤を含めた対応が必要であり、睡眠薬を使用することもあります。
睡眠薬のイメージが悪い方もおられますが、このままでは身体的、精神的にもよくありません。睡眠薬も種々の薬剤があり、依存性の少ないものも増えています。病院に相談していただき、症状より持続時間の比較的な長めの睡眠薬を使用するのが良いと思います。無効や副作用出現の場合には薬を変更し、症状改善後漸減(ぜんげん)中止可能です。