56歳男性です。39歳から緑内障の疑いで2ヶ月に一回の頻度で眼科医の定期検査を受けています。眼底検査の結果、左眼の視神経の陥没や目の奥の神経に薄い部分があるとのことで、視野検査でもまだ欠損はないものの、左右の眼に感度が悪い部分があるとのことです。定期検査で眼圧を測定したら、右眼21、左眼19で「正常範囲の上限なので、このまま様子を見ましょう」とのことですが、大丈夫でしょうか?また眼圧を下げるための点眼は数値がどれくらいになったら開始するのですか?私は趣味でウェイトトレーニングをしており、ベンチプレスをしていますが、これにより、緑内障治療に悪影響を与えることはありませんか?
回答
定期検査の継続を
ご質問を拝見いたしました。視野検査で緑内障性欠損が認められていなければ、治療しないまま経過観察は可能です。ただ現在では検査の進歩にあわせ、視野欠損のない段階で緑内障がみつかる場合があります。この際の治療開始については担当の眼科医とよくご相談されることをお勧めいたします。
また、眼圧が正常でも緑内障になる方もいれば、眼圧が正常を超えていても緑内障でない方もいます。緑内障の治療は視神経の障害に応じて開始するとお考え下さい。ベンチプレスのような運動では眼圧が上がると言われていますが、一時的なもので緑内障にどの程度の悪影響があるのか定かには解明されていません。過剰なものでなければ継続は可能と考えます。眼科での定期検査をお続け下さい。