70代女性。昨年の夏から、足裏が熱く、指先もこわばって変な感じです。今年もまた症状が出て、夜、寝られない状態です。足の親指がしびれ、草履の鼻緒が当たってるような感じです。病院に行ってもわかってもらえず、原因が知りたいです。
回答
体温調節障害の可能性
一般的に異常な熱を足に感じ、ときにしびれや痛みを伴う場合、灼熱(しゃくねつ)脚（バーニングフィート）症候群が考えられます。原因としてビタミンBの欠乏、甲状腺機能低下症、糖尿病などが潜んでいることがあります。灼熱脚症候群以外でも、きつい靴を履いて神経が圧迫されて足にしびれや熱感を伴ったり、むずむず脚症候群なども似たような症状を示すこともありますし、薬の副作用でも起こることもあります。ただ、今回ご質問の方は症状が夏場だけのようですので、ごく普通には次のように考えます。自律神経の働きで人間は夜寝ている時には体温が低く、活動している昼間には高くなるよう調節されています。ほかの季節とは違い、暑い夏場は寝つきが悪くならないように溜まっている熱を末端から盛んに放出しているため、体は熱くないのに手とか足だけが特別に熱く感じ、不快感を覚えることがあります。最近では、熱中症予防のために室温を下げることが推奨され、自律神経が乱れやすい方があり、普段より異常に熱さを感じられているのかもしれません。