健康なんでも相談室

膝蓋下脂肪体炎伴う痛み

回答者:  鳥取県西部医師会員 瀧田寿彦

 

 

質問

 40代女性。10年ほど前に両足の変形性膝関節症の手術をしました。それからしばらく痛みは収まっていたのですが、最近になって左足だけ膝の真ん中が痛く、歩くことも困難になりました。 3日ほど経つと痛みは和らぎ歩くことはできまる。激痛の場合コルセットで固定・少しでも動かす・冷やす・温めるなどしたほうがいいでしょうか。膝の真ん中でも変形性膝関節症なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

回答 

  変形性膝関節症の症状

 

 

 変形性膝関節症の痛みは、関節軟骨のすり減りによる関節内の炎症による痛み、荷重の物理的ストレスによる関節外の筋肉、靱帯(じんたい)などの痛みがありますが、日本人はO脚が多いので、膝の内側が痛むことが多いです。ご質問の痛みは膝の真ん中が痛いとのことで、非典型的ですが、変形性膝関節症に膝(しつ)蓋下(がいか)脂肪体炎などが加わると膝の真ん中の奥が痛くなることがあります。激痛の場合の対処ですが、支柱付きのサポーターなどは関節のぐらつきを抑えるので効果があります。また、温めるか、冷やすかですが、基本は急性の痛みは冷やす、慢性の痛みは温めます。痛みが発症して3日以降は温める方がよいでしょう。膝蓋下脂肪体炎を伴った変形性膝関節症では、ステロイドの関節内注射をして炎症を鎮める、消炎鎮痛剤を内服するなどで、痛みを軽減させてから、理学療法などを行っていくのがよいでしょう。ぜひ整形外科を受診して、診断をしっかりつけてもらい、適切な治療を受けてください。