離れて暮らす80歳の母のことです。リウマチ性多発筋痛症で薬を飲んでおり2~3か月位前から、よく体調不良や不眠、食欲不振を訴え、体重も減少しています。特に朝方が悪く毎日のように電話がかかってきます。時々、自分が言った事を忘れていたりするので認知症かと思い、ネットで検索すると、老人性うつの症状に似ているようで心配になりました。精神科にて検査をしてもらった方がいいのでしょうか。
回答
老年期うつ病が疑われます
お母様のことで大変ご心配のことと思います。不眠、食欲不振が続いて、体重も減ってきているとのことですが、内科的に問題がないようでしたら、うつ病の可能性があります。高齢の方のうつ病は、憂うつな気分は強くなく、不眠とともに心身の不調と不安の訴えが多くなり、とくに朝方に不調を感じやすいという特徴があります。リウマチ性多発筋痛症およびその治療薬(とくにステロイド製剤)が、うつ症状に若干影響しているかも知れません。
お母様は一人暮らしのようですが、孤立した環境で、堂々巡りのような否定的考えが続いて、不眠が続くことで、病状が進みやすくなります。電話で継続的に話し相手になってあげることが大切ですし、コロナの状況もあるでしょうが、定期的に顔を見せてあげてください。また、症状が続くようでしたら、一度、精神科への受診をお勧めします。