３０代女性。医師から糖尿病と診断され、食事は1600キロカロリー以内で毎食前にはお腹がしっかりすく位の、少なめの食事と言われました。
しかし、お腹がすきすぎてイライラや、手のしびれなどが起きます。 空腹状態がつらく、もう少し間食を取りたいのですが、お腹がしっかりすくことは糖尿病の治療に意味がありますか？ 一日の血糖値を安定させるために5食位に分けて少しずつ食べる食事法は、糖尿病の治療には適さないですか？
回答
低血糖の有無を確認
糖尿病治療における食事療法の適正カロリーは、身長から計算される標準体重で決まります。身長156cmくらいの人は、1600キロカロリーが適正カロリーとなります。お腹がしっかりすくことよりも、適正カロリーを3食に分けて食べることが大切で、一日のリズムからも5食に分けることはお勧めできません。しかし、ご質問のように空腹感が強く、イライラや手のしびれがでるような場合は、血糖値が下がりすぎている可能性があります。このような場合は、間食というよりは補食という考えで、80キロカロリー程度を食べてみてください。80キロカロリーの補食で勧められるのは、砂糖やチョコなどが付いていない、プレーンのビスケット3枚程度です。ただし、強い空腹感からの症状が頻繁に出るようであれば、低血糖の可能性もあります。主治医の先生に症状を伝え、可能であれば症状がでやすい時間に血糖値の検査を受け、低血糖の有無を確認することも勧められます。