66歳女性。49歳の時に腰椎(背骨の腰の部分)を悪くして金属などで固定する手術を受けました。その後の経過はよく、現在も毎日ジムで筋肉トレーニングやストレッチ体操を30分から1時間程度しており、時には日本アルプスに登ったりしています。手術の時に、将来再手術が必要になるかもしれないと言われたことが心配です。
回答
加齢変化を受けて
まずは、素晴らしい治療経過で、現在のライフスタイルも手本とすべき生活であることをお伝えしたいです。何も心配することはありません。それを前提にお話をします。人は歳を取ると共にいろんなところがくたびれてきます。腰椎で最も多いのが腰部脊柱管狭窄症ですが、すべりを伴う場合が腰椎変性すべり症です。固定術を受けた場合は、固定した隣の節に狭窄が出やすく下肢痛となる傾向があります。それらを加齢による変化と受け入れて、その時できる治療と予防をしていくしかありません。加齢による変化を心配するより、今日、明日を健康に幸せに暮らす事にエネルギーを使うことが大切です。そういう意味でも素晴らしい人生を送っておられると思います。