67歳女性。昨年の11月頃から左眼の結膜が充血するようになりました。痒みや痛みはありません。最寄りの眼科から点眼薬を処方され、点眼すると充血はなくなりますが、２～３日するとまた充血することを繰り返しています。今年５月、他の眼科を受診したところ、点眼薬は不要、点眼するとかえって良くないと言われました。このまま様子を見るだけで良いでしょうか？何故このようになるのでしょうか？
充血だけなら経過観察
結膜の充血の原因は様々です。中には視力障害に繋がる重篤な目の病気の前兆であることもありますので、一度は眼科医の診察を受けるべきです。眼科医はその原因疾患に応じて治療します。ただ、そのような場合には、充血以外にも目やにや痒み、さらには痛み、眩しさ、視力低下などの他の症状を伴います。質問者の場合は充血だけで他の症状はないようですので、そうだとすれば、何も点眼せずに経過を見て良いと思います。
患者さんの中には、あまり充血していないのに、必要以上に気にされる方もいます。お風呂上がりや飲酒時に充血するのは自然現象です。また、充血を取る作用のある点眼薬には血管収縮薬の入っているものがあります。充血を気にしてこれを常用すると、かえって点眼しない時の充血がひどくなる場合もありますので、点眼薬の使用にあたっては、必ず眼科医の指示に従って下さい。