健康なんでも相談室

インフルエンザの予防接種-12月下旬までに接種を

回答者:  鳥取県医師会常任理事 天野道麿

質問

73歳 女性。これまで健康で風邪ひとつひいたことはありませんが、最近、鳥インフルエンザなどが話題になっており心配です。やはり毎年、インフルエンザの予防接種を受けておくべきでしょうか。

回答

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症で、A型とB型が毎年冬季に流行し、高齢者や喘息など慢性呼吸器疾患を有する人は、肺炎を併発し、重篤化しやすいため注意が必要です。

新型インフルエンザについても心配されているようですが、現在、新型インフルエンザは発生が確認されていない段階です。しかし、いつ発生してもおかしくない状況ですので注意は必要です。

インフルエンザの予防接種についてですが、インフルエンザウイルスは、年々少しずつ変化していますので、それに対応できるインフルエンザワクチンを注射する必要があります。昨年と今年のインフルエンザワクチンは異なったウイルス株のワクチンとなっていますので、インフルエンザの予防接種を受けられることをお勧めします。12月下旬までにはワクチン接種をして、元気に過ごしてください。