保健の窓

-頭痛と痴ほうの対策-

鳥取県健康対策協議会公衆衛生活動対策専門委員長 植木壽一

 

病気の原因がわかれば、その病気にかからないようにすることが可能になります。

多くの病気の原因がどんどん解明されています。病気を予防し、元気に楽しく過ごすことは一人ひとりにとっても、家族にとっても、社会にとっても非常に重要なことです。

病気を十分理解し、積極的に病気の予防に力を入れましょう。今回の健康セミナーでは「頭痛」と「痴ほう」を中心にご講演いただきます。

「頭痛は古くから人類の大きな悩みの一つであり、現在も多くの人が頭痛に苦しんでいます。慢性の頭痛のみならず、急いで原因を調べて治療をしなければならない緊急を要する頭痛もある。頭痛は放置しておくことなく、原因を確認して適切な治療を受けることが重要である」と演者は指摘しておられます。

痴ほうには大きく分けてアルツハイマー型痴ほうと血管性(動脈硬化などに由来する)痴ほうがあります。血管性痴ほうは予防が可能です。痴ほうに有効な薬も出現しました。

この薬は痴ほうが軽度のときに使用するのが効果的です。また、脳腫瘍、うつ病、正常圧水頭症、脳梗塞などで痴ほうに似た症状を呈することがあります。これらのことをわかりやすくお話しいただけます。

どうか皆さま、この機会にご来聴いただき、「頭痛」と「痴ほう」の正しい知識を身につけ、健やかですがすがしい人生を送られますようお願いします。