64歳女性。30歳代半ばより足の裏全体とかかとがひりひりと一日痛みます。歩いたり立ったりしている時は痛くありませんが、座っている時や寝ている時にじんじんとした痛みがあります。何が原因でしょうか。
腰の異常が疑われます
質問者の方の症状には二つ特徴的な要素があります。ひとつは痛みの場所、もうひとつは痛みの誘因(きっかけ)です。場所についてですが、足の感覚は主に背骨の中にある脊髄という神経(特に腰のあたり)か、もしくはそこから先に直接足先まで伸びていく末梢神経(足のどの場所かによってそれぞれ名前が細かく名付けられています)のどちらかによって支配されています。足の裏全体からかかとという範囲を一番合理的に説明できる神経は腰の下にある仙骨という部分にある神経です。すなわち腰のやや下に症状の原因がある可能性をもっとも考えます。質問者の方は腰痛はお持ちではないでしょうか。
次に誘因ですが、座っている時は腰の部分が曲げられて仙骨の神経を圧迫する状況があったり、寝ている時もおなかや骨の重みなどで圧迫しているのかもしれません。ですので、特に腰痛もお持ちであるようであれば、一度整形外科に相談してみられることをお勧めします。