70歳男性。近年パーキンソン病の疑いで通院しています。親切な指導に応えるよう私なりに努力してますが、思うようになりません。特に滑舌が悪く思うように意図を伝えることができません。滑舌がスムースになり、話がうまく出来るよう、スムースに文字を書くことが出来るような訓練は無いでしょうか。
回答
薬物治療の適応では?
ご質問の方は、パーキンソン病の疑いと説明を受け、指導の下、日々トレーニングするも、十分な効果が出ていないようです。
パーキンソン病は手の震えや動作緩慢を特徴とし、発語や書字、歩行に障害が出ます。
初期であるため、疑いと説明される場合と、症状が似ているが、ほかの脳の病気も考えられ、疑いと説明される場合があります。ここは重要な点であり、確認してください。
パーキンソン病は初期であれば、運動療法をまず推奨します。初期とは、症状はあるが日常生活の支障が軽い状態です。トレーニングをされていますが、文面から日常生活に支障が出ているようです。トレーニング継続も重要ですが、一定の障害が出ている場合、同世代の生活レベルを保つことを指標に薬物療法を開始します。
運動だけでなく、薬物療法導入の相談も主治医にしてみてはどうでしょうか。