70代男性。4～5年前から高血圧の薬を飲んでいます。高い時は、160/100位から今は140/80位まで下がっていますが、時々ふらつきや不整脈や動悸があり、頸動脈プラークが左に3mmと小さくかくれ脳梗塞があります。でも大きな症状はなしです。また年齢と共に老化現象で色々症状が出ることが心配ですので血圧を120位まで下げないといけないとも言われますが逆に20以上血圧を下げると脳梗塞や血栓や心臓が心配になると聞きますが、何が正しいのでしょうか。どうしたらよいのか迷っていますので教えてください。
回答
主治医に相談し薬を調整
2019年に発表された日本高血圧学会のガイドラインでは、75歳以上の高血圧患者さんの降圧目標は収縮期140mmHg未満を目指すとのことになっておりますが、あくまでガイドラインであり、個々の患者さんの病状によって降圧目標を変えるのが一般的と考えられます。また、70代の高血圧患者さんの収縮期血圧を120mmHgまで下げたことで、生命予後が改善したり、老化現象を予防出来たという報告はありません。自覚症状もあるようですので、主治医の先生によくご相談され、お薬を調整してもらわれることをお勧めします。