2013年8月、日本に滞在したドイツ人旅行者が帰国後にデング熱を発症し、
日本国内での感染が疑われており、また、2014年8月には国内で海外渡航歴の
ないデング熱症例が複数確認され全国に拡大しつつあることが連日報道されて
います。このため、今後は海外の流行地域からの帰国者だけでなく渡航歴がな
い方についても、デング熱を疑う必要性が生じてきております。
つきましては、「デング熱診療マニュアル(9月3日厚生労働省)」を業務の
参考として頂き、県内で疑いのある患者を診察した場合には、所管保健所に
(検体提出のことも含め)ご連絡、ご相談下さいますようお願いいたします。
■デング熱診療マニュアル 第1版 ( 2014年9月3日 厚生労働省 )
<参照>
○今般のデング熱の発生に関する国の対策(9月1日)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10906000-Kenkoukyoku-Kekkakukansenshouka/0000056139.pdf
○デング熱について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever.html
○デング熱とは(国立感染症研究所)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/238-dengue-info.html
○デング熱に関するQ&A(第2版 8月27日作成)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20140827-06.pdf
※痛みと発熱に対してのアスピリンの投与は、出血傾向増悪やライ症候群発症の可能性があるので禁忌です。