Joy!しろうさぎ通信『我が家の生き物たち』

境港市 はまはし眼科医院 宮野佐智子

 鳥取県医師会の皆様、いつも大変お世話になっております。卒後20年を超え、2024年9月から
は境港市の眼科医院で診療をしております宮野と申します。
 今回「Joy! しろうさぎ通信」のお話をいただき、投稿させていただきます。コーナーの趣旨とし
ては「女性医師に役立つ情報や取り組み」とのことで、ワークライフバランスや仕事と子育ての両
立などについてのお話を書ければいいのですが、私自身まだバタバタしている最中で両立などとは
程遠く、何か書こうとすると愚痴ばかりが思いついてしまいます。そのため少しテーマは逸れます
が、子どもが興味を持ったために我が家に来た生き物たちについて少し書いてみます。
 現在小学生の息子は、小さいころはいろいろな生き物、特に虫や爬虫類に興味を持っていました。
一度カナヘビを捕獲して家で飼おうと思ったのですが、カナヘビは生きたものしか食べてくれない
ので飼育が難しくすぐ断念することになりました。それでも息子の、何か飼育したい欲は強く、こ
れまでいくつか小さい生き物を飼育してきました。そのうち3つ、よくあるものですが紹介します。
①カブトムシ飼育はやはり王道で、ホームセンターに行けば餌やマットがすぐそろうので始めやす
いです。自分たちで捕獲したカブトムシを、ペアで飼育ケースに入れて飼い始めました。そのうち
卵を産み、ネットや本で調べたとおりに環境を整えたら無事孵化し、その後の幼虫のすさまじい成
長スピードに驚きました。秋が終わるころまではマット交換が忙しいですが、その後は蛹になるこ
ろまではゆっくりできます。カブトムシの蛹が動くのを見たときにはびっくりしました!カブトム
シには悪いことをしましたが、一部の蛹は観察しやすいように蛹室を模したガラス瓶に移して観察
し、羽化を見届けました。
②お祭りでメダカすくいをしたことをきっかけに始めたメダカ飼育。カブトムシと同様、ホームセ
ンターで一式道具をそろえて飼育が始まりました。飼い始めると楽しくて、やっぱり繁殖をしたく
なってしまいます。最初のうちは産卵したら卵を隔離して孵化させ、稚魚になったら稚魚用の餌を、
と過保護に育てていましたが、メダカはたくましく、いつの間にか大きくなった子メダカを見つけ
たりで、現在も何代目かわからないメダカの飼育は継続中です。
③知り合いの田んぼで田植え体験をさせてもらったときに出会ったアカハライモリ。やはり息子の
希望により、オス・メス2匹ずつ連れて帰りました。アカハライモリもペットとして人気のようで、
飼育環境はすぐに整います。こちらもまた繁殖は意識していませんでしたが、ある日の水換え時に
黒い小さいものが動いていると思ったら赤ちゃんイモリがたくさん!という状況になり、あっとい
う間に数がふえ今では10匹以上になりました。特徴であるお腹の模様の違いや、子イモリの成長を
楽しんでいます。脱走には注意が必要です。
 以上が我が家の生き物たちです。お気づきかもしれませんが、子どもが興味を持って始めたはず
の飼育ですが、結局親の方が楽しくなり一生懸命になってしまっている状況です。
 思いつくままに書かせていただきました。拙い文章で失礼いたしました。