平成31年３月16日（土）18時より、米子市内の和食garden琥珀月にて、鳥取県女性医師支援委員会西部支部が企画・主催し、「西部医師会女性医師セミナー」を開催致しました。１月には鳥取県医師会の主催で、第２回鳥取県女性医師の会が米子市で開催され、西部医師会におきましても「女性医師支援委員会西部支部」として皆様のご協力を得まして、新年号と同じくこころ新たに、令和元年度より始動させて頂くこととなりました。そこで、今回女性医師の皆様にお披露目させて頂きたく、「西部医師会女性医師セミナー」を企画・開催する運びとなりました。

女性医師支援委員会西部支部は「女性医師をとりまく出産・子育て・介護などの様々な環境の中、離職を余儀なくされるということを防ぐことで、女性医師の活躍が望まれる地域医療を守る」ということを活動理念として挙げています。そのために、①先輩女性医師の様々な経験を基にライフステージに沿ったキャリアアップのための相談、②休職や復職についての相談、③その他様々な困りごとの相談について、また、④世代の違う個々の女性医師が、それぞれ、得意分野のことや新しい情報提供ができることを生かして頂き、医学部を卒業した女性の相談窓口となることを活動の目的としています。まず短期的には、「縦のつながりの構築」を目標とし、今回の会のように、女性医師支援委員会西部支部の存在をまず皆様に知って頂く広報活動や、世代の異なる女性医師が知り合う場を提供したり、それぞれの女性医師の皆様の得意分野や情報提供をして頂けそうな内容を抽出し把握したりしていきながら、鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの先進的な取り組みについても、勉強してご紹介させて頂ければと思っております。

さて、「西部医師会女性医師セミナー」開催当日は、会に先立ち、女性医師支援委員会西部支部の発足について、広報活動として説明のお時間を頂戴し、続いて林原伸治先生には「キラキラ輝く肌を取り戻そう」と題してミニ講演をして頂きました。実際の機器を使ってのデモンストレーションを含む最新の検査機器を用いたお肌の検査や治療方法、スキンケアや洗顔の仕方、お勧めの日焼け止めまで多岐に渡り、お肌が気になる私達にとってとても示唆に富み、興味深くためになるお話を伺う事が出来ました。もちろん、大盛況だったことは言うまでもありません。林原先生、お忙しい中本当にありがとうございました。

長谷川真弓先生による乾杯のご発声に続いての懇親会・意見交換会も同会場にて行いました。懇親会の間には、ご参加の皆様に項目に沿って順に自己紹介をして頂き、興味をお持ちのこと、趣味のこと、今年の目標などなど、各々の先生方の人となりや、意外な一面を知り得る貴重な時間を共有できました。また、辻田先生の取材による、ご参加が叶わなかった先生方のお写真と共にメッセージを、皆様と一緒に得られました。目にも楽しいお料理と尽きぬ心嬉しいひとときで、本当に時間が経つのもあっという間。予定時刻をオーバーしてのお開きとなりましたが、その後も立ち去るには名残惜しく、暫く和やかにお話の花が咲いておりました。今回、特別ご参加の鳥取大学医学部附属病院卒後臨床研修センター山田七子副センター長をはじめ、18名の皆様にご参加頂きました。

当日皆様にアンケートをお配りし、後日ご投函頂いております。一部抜粋してご紹介致します。

・最初は参加するのを躊躇うくらい緊張しましたが、終わってみればたくさんの先輩方とお話が出来て参加して良かったと思いました。

・次回はお友達も誘って参加したいです。

・以前にも同様の会に参加し、まだ子どもも小さく妊娠もしていて、気持ちが行き詰まっていたとき、○○先生のほんの一言で救われたことがあります。ありがたかったです。

・普段、お顔も知らなかった勤務医の先生とお話ができて良かった。自己紹介で皆様の色々なお話が聞けて良かった。講演内容も皆が興味のある内容で良かった。

・女性だから苦労された経験、リタイヤを考えたことがあるかなど、先輩女性医師に教えていただきたいです。

今回会場にて託児のご準備も予定しておりましたが、利用をご希望の先生方はいらっしゃいませんでした。今後の会でご利用を希望される際には、どうか遠慮なくご相談頂けたら…と思っております。女性医師支援委員会西部支部の委員は、辻田哲朗西部医師会常任理事、長谷川真弓監事、多喜小夜理事、廣江ゆう参与、松澤充子参与、参与　來間美帆の６名ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。以上、西部医師会女性医師セミナーならびに鳥取県女性医師支援委員会西部支部の発足につきまして、ご報告させて頂きました。