Joy!しろうさぎ通信『ロールモデル』

鳥取赤十字病院 糖尿病内科 畝田雅子

 今年度より鳥取赤十字病院糖尿病内科に勤務しております、医師7年目の畝田と申します。
 「女性医師に役立つ情報」との原稿依頼ですが、私事について述べた文章になってしまうこ
とをご了承下さい。
 私は、初期研修を大学で2年行った後、第一内科に入局、大学で2年間後期研修の後、2年
間鳥取県立中央病院に勤務し、今春より現在の勤務地に至ります。
 長らく診療とレポートをこなす日々でしたが、ここ2年は自分の今までの生活が大きく変わ
った2年と感じています。
 学業面では、2024年6月に内科専門医試験受験、その後は糖尿病内科専門医及び糖尿病・内
分泌代謝内科領域専門医受験に向けたレポート作成に取り掛かり、2024年10月に糖尿病内科専
門医試験受験、2025年2月には糖尿病・内分泌代謝内科領域専門医試験受験予定、と常に専門
医試験対策に追われる日々です。
 私生活面では、2023年4月に出逢った夫と比較的スピード結婚の運びとなり、9月頃からは
顔合わせや結納、入籍、結婚式等について、毎日のように準備に追われていました。2024年2
月には結婚式を終え、結婚準備の慌ただしさからは開放されました。幸い自分の苦手な掃除は
夫が得意な事もあり、私の家事担当は料理のみとなったため、ありがたいことに、結婚後の方
がかえって私生活では楽をさせてもらっています。
 仕事、資格試験、私生活、と充実した生活を送れているのは、周囲のサポートのおかげとつ
くづく感謝しております。
 中でも、幸い研修医時代から仲の良い先生と同時に専門医試験を受験する事となったため、
お互い知識や情報を共有し合い、足並みを揃え、励まし合いながら試験に望めている事は本当
に幸運であったと感じています。
 仲の良い先生はお子さんもおられる中で受験勉強に励んでおられ、自分にとって素晴らしい
ロールモデルとなっています。妊娠・出産は未知の領域で、今後本当に自分が両立してやって
いけるのか、不安はつきませんが、身近におられるロールモデルの先生に相談しやすい関係性
に、大変ありがたく感じております。
 今後、自分も少しでも年下の先生方の参考になれるように、仕事・私生活共に様々な経験を
積んで、悩み事のある先生方に相談してもらえるようになりたいと思っています。