Joy!しろうさぎ通信『産業医の仕事をください!』

もずくにもの社労士・産業医事務所 大月絢香

 皆様、平素より大変お世話になっております。先日BLS講習会に伺った際に、來間先生とお会い
した縁でこの度のしろうさぎ通信を担当させて頂くことになりました、山陰地方を中心として産業
医活動を行っております、大月と申します。
 本来この通信では、子育て・家事と仕事との両立について記載するのが正解だと百も承知なので
すが、如何せん家事は夫婦とも、ずぼらでOK、子育ては義父母にお世話になりっぱなしで、ライフ
とワークの天秤が完全にワークに傾いている自分は、両立について到底人様にお話しすることはで
きないと感じましたので、今回は自身の仕事について宣伝させて頂ければと思い、筆を執りました。
 私は地元出身でそのまま地元の大学に進学し、そのまま地元の大学病院に就職しておりました生
粋の鳥取県人です。大学時代から関心のありました精神科に入局し、バリバリの臨床家を目指して
おりましたが、現在まで継続しております持病を発症し、臨床医としての道は諦めざるをえなくな
りました。医局の先輩に人生相談をした際に、「産業医」という存在を教えて頂けたことが、今思
えば人生の転機だったように思えます。何とか1週間缶詰の産業医基礎研修を終え、産業医として
初めは一社からお世話になりました。駆け出しの私でも暖かく迎い入れ、頼ってくださった社員さ
んのおかげで、産業医として楽しくスタートを切ることができました。それから、産業医としての
業務を続けるにつれ、この仕事の虜となった私はどんどんお世話になる企業を増やしていきました。
産業医の面白さは、何といっても「一次予防」が可能なこと。自身の持病に関しても言えますが、
特に慢性疾患においては、病気になってから治療して安定・治癒させるのは、お金も時間も根気も
いります。そもそもならなければ、それらが必要にならずに済みます。産業医が関わる社員さんの
殆どは大きな持病もない、元気な人です。そうした人たちが病気にならないで済むような介入がで
きるのが、産業医として一番のやりがいだと感じます。
 社員さんの健康相談にのっている際に、どうしても、労働者に関する制度について理解していな
ければ適切な助言が難しかったこともあり、令和4年に社会保険労務士の資格を取得、翌年8月に
社労士登録を行いました。産業医としての業務に活かすつもりでの登録でしたが、社労士を名乗っ
て業務を行う場合は、開業登録が必要ということで、自宅を事務所として屋号を付けました。その
ため、本業は産業医にも関わらず、屋号は社労士が先に来ています。
 産業医の仕事に活かすため、健診の勉強をしようと転職。正直、当面は勤め人をしながら細々と
産業医をしようと思っていたのですが、とある事情があり(詳細は私に直接聞いてください)、某
健診センターを勢いで退職、流石に無職はまずいと思い、そのまま社労士事務所として開所してい
た自宅を拠点として、産業医を本業とするに至ったのであります。ということで、まだ産業医一本
で食べていくのは心もとない収入であり、地域産業保健センター・献血センターの方のお世話にな
ったり、健診スポットバイトをしながら日銭を稼いでいる現状です。迅速丁寧・明瞭会計をモット
ーに、人に見せても恥ずかしくない仕事をしているつもりですので、もしも産業医を探しているよ、
という企業様をご存知の先生方がいらっしゃいましたら、何卒何卒ご紹介の程宜しくお願い申し上
げます。
 また、紹介する企業がないよ!という先生方も、もし宜しければ私の事務所のホームページをご
覧になってくださると、私とアシスタント達が泣いて喜びます。
 おまけページも充実しております(最近はおまけページがメインになりつつありますが……)。

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