Joy!しろうさぎ通信『平成29年を振り返って』

のぐち内科クリニック  野口 美智子

明けましておめでとうございます。あっという間にまた1月がやってきました。大分前に原稿依頼を頂いていたのですがもう締め切り目前。何を書こうかなあと考えましたが良い案も浮かばず、昨年1年間をふりかえりつつ思いつくままに書いてみます。

昨年は仕事以外の役が重なり何かと慌ただしい毎日でした。子供2人が6年生なので子供会役員の総務となり名簿作成に始まり秋祭りの寄付金集め、歓送迎会の準備などなど。そして何と言ってもスポ小野球部の保護者会長!立候補者がいるはずもなく、公平にくじで決めましょう、と主人が提案し自ら作った当たり棒を見事に引き当てました。監督さんからの指示を各家庭に連絡するのが主な仕事で主人が担当していましたが診療中は手が離せないので事務の方にお願いしたり、校庭のコンディションがあやしい時は診療の合間に見に行って別の練習場を急遽確保したり、雑多な仕事も多くみなさんに助けてもらいながらどうにかこなしていました。シーズン中の土日はほぼ試合で埋まり、早朝からお弁当作って(コンビニおにぎりも多々あり)あちこちの球場へ出かけ丸一日野球漬けでしたがチームとして成長していく姿を見るのは本当に感動もので楽しかったです。まさかこの歳になって太鼓をドンドンたたいてナイバッティーン!と大声張り上げることになろうとは…。仕事はクリニックの診療が主ですが、産業医や胃がん検診読影、園医、3才児健診など少しだけお手伝い、いやお手伝いにもなってないかもしれませんがさせて頂いております。子供を診る時は本当に私でいいのかなーと内心ドキドキです。今年は休む暇もなく大変だと思っていましたが、女医会やしろうさぎ通信で諸先生方のアクティブな生活ぶりや育児中の過酷なエピソード、第一線で活躍されてきた志の高いお話など伺うと、どの先生もそれぞれの立場でできることを精一杯こなしてきておられて、この程度で忙しいとは言えないと思いました。私の場合仕事、家事をサポートしてくれる両祖父母がおり、主人が理事長なので仕事の融通もある程度きく恵まれた環境にいます。にもかかわらず些細なことでブーブー文句を言っている私はただの我儘おばさんだなあ…反省。倉吉に来て9年余りになりますが、当初は家と職場の往復のみで閉鎖的な生活でしたが、子供関連のつながりや女医会に顔を出させもらうようになって徐々に知り合いが増え、やはり人とのつながりは大事だなと思います。同じ医師としていろいろな経験を積まれた先生方とお話するのは本当に楽しく興味深く自分を見つめ直す機会にもなります。特にお酒の席ではざっくばらんな本音が聞けて本当に面白いです! 女医の集まりというとアマゾネス軍団(死語?)のような怖いイメージがあるかもしれませんがそんなことは全くありませんのでご安心を。今年も沢山の先生方とあれやこれやお話ができることを楽しみにしています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。